1日86400秒、SLAが99%だと1日に864秒(14.4分)がダウンタイムとして許容される時間になる。99.9%だとたった86.4秒(1.44分)まで短くなる。1日で考えると短いように思えるが、月(30日換算)や年で考えると、99%で432秒/月、5184秒/年(86.4分/年)、99.9%だと43.2秒/月、518.4秒/年(8.64分/年)となる。年間の差は77.76分、約1時間17分になる。この差を長いととらえるか短いととらえるか、重要なポイントとなる。IT化が進みリアル世界の市場だけでなくネットワーク世界が市場として存在している昨今において、少なからずリアルとネットワークは相互に情報をやり取りしており、リアルからリアルの経路も途中にネットワークを経由している場合もある。当然、こうした経路は年間約1時間17分の間業務が止まってしまうことになる。また、この約1時間17分がいつなのか、1度に約1時間17分なのか、複数回で合計約1時間17分なのかはまったく予想が付かない。リアル世界でのダウンタイムによる損害というと、以下のような項目を挙げることができる。
どれも何か目的を達成できないことにつながり、そのことが原因で他のトラブルを誘発する。こうしたリスクを考えると、業務レベルではお金を出してでも回避しなくてはならなくなる。
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