PC本体をサーバールーム、モニターのみを事務所に設置する場合は専用の延長機材を利用してモニターケーブルを延長する必要がある。専用の機材を利用する場合、方法はいろいろあるものの実用に耐えれる方法は意外と少ない。
光ケーブルを利用する方法(MAX300m)
ハイパーツールズ 光DVI延長器(MAX500m) FVE500-DVI
光ケーブルを利用すると信号の劣化を大きく抑える事ができるので延長距離を300mや500mとかなり伸ばす事ができる。光ケーブルの調達(購入先の少なさ)や設置(折り曲げ角度)の制限など、注意しなければならない点は多いものの、設置してしまえば安定して利用していける光ケーブルのメリットは大きい。延長器を選定した際に光ケーブルの仕様が各社まちまちなので必ず確認しなければならない。DVI接続されているPCとモニター間に割り込ませて延長するタイプが多い。利用する機材はモニターの出力を光ケーブルで通信するための信号に変換するエンコーダー(送信機:トランシーバー)と光信号を受信するためのデコーダー(受信機:レシーバー)が必要になる。光ケーブルに対応した製品の場合は殆ど送信機、受信機がセットとなっているが、購入する際はこれら2つの機材が入っているか気をつける必要がる。また、設置状況や光ケーブルの調達先にも注意しなければならない。モニターやPC側の端子に機材を直接接続しようとした際にサイズや位置から周りと干渉して取り付けることができない場合がある。この場合はL字コネクタや短い延長ケーブルを利用して接続しなければならない。光ケーブルには曲げ角度の制限があるのでこのことも忘れてはいけないポイントとなる。光ケーブルは通常量販店では取り扱っておらず、町の電気屋さんでも入手することはできない。電気工事や内装工事を行っているところでは極稀に譲ってくれるところがあるが、通常は専門店で購入するしかない。通販で購入する際もメーカー取り寄せとなる場合が非常に多く、入手するまでに時間がかかる場合が殆どとなる。 光ケーブルを利用する方法(MAX2000m)
![]() シングルモード光ファイバーケーブルを利用することで最大2kmまで延長することもできる。光ファイバーの精度に注意が必要となる他は上記300m版と注意しなければならない点は変わらない。 |
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