企業内でたまに議題に上る人材流出におけるノウハウの未蓄積。企業を一本の木に例えると人材は根から吸収された栄養素に例えれる。この栄養素が何らかのかたちで放出された瞬間が企業内における退職となる。退職とひとことにいっても定年や個人の都合、会社の都合といろいろある。根から吸い上げられた栄養素は幹を太くし枝葉を伸ばし必要であれば落ち葉や実となって離れていく。何が言いたいのかというと、本人が退職を考えた時点で落ち葉か実のどちらかでしかなく、木には既に必要なくなったものであるということだ。同じように人間に例えてみよう。人間は食べ物を栄養物として摂取する。食べ物が企業内における人材にあたる。食べ物から栄養素を吸収し体内で利用するのと同時に不要になったものを排泄物として体外へ放出するわけだが、これは人が体を維持することを目的に行われる。要するに終始そこに留まる栄養素はないということだ。また、体に合わないものを食べると嘔吐する。企業も風土に合わない人材が来れば自然と放出する流れになる。結局のところ企業としては来るもの選び去るもの追わずの姿勢を取らざるを得ない。
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