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恐ろしいソフト屋さん

2010/11/27 9:45 に いつかはちょうになる が投稿   [ 2010/11/27 12:58 に更新しました ]
先般とあるソフト会社の社長からこんなことを言われた。

「騙すということと、嘘をつくということは違う。客(取引先)に対して騙したらいけないが嘘はついても構わない。」

確かに嘘も方便という言葉はあるが、実際のところ嘘は嘘を呼ぶ。どんどん自分を追い詰めていってつらい状況となってくる。そして最終的に被害者が出る。被害者は嘘をついた当の本人ではなく、社員や取引先だ。そもそも、嘘をついた時点で相手を騙しているのと同じだ。現にこの会社では社員10人に対し今年だけで11人が退職しているらしい。

私はプレゼンテーションのコツとして「嘘にならない程度のはったりは合法」とよく言っている。後からでも現実のものにすることができればどんどんアピールすればよいと考えているのだが、口にしたことを現実のものにできなければ嘘になる。できもしないことは例えおいしい案件を目の前にしてもはなから口にはしない。ついでにこの社長、会社がブラックだと思われたくないらしい。誰しも経営者なら思われたくはないと思うが、自分から黒く塗りつぶしておいて黒く見られたくないと言われても困った話になる。

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