DVDのコピー(バックアップ)を行うのに必要な工程を大きく分けると、DVDからパソコンに読み込み、書き込みするためのファイルを用意することとDVDへ書き込みを行うことがあります。これらを実現するための方法としてはさまざまな方法があるのですが、ここでは次のようなフリーウェアを使用してDVDのコピー(バックアップ)を行う方法を紹介したいと思います。 - DVD Shrink - DVDからパソコンへ読み込み、書き込みするためのファイルを作成するアプリケーションです。書き込み可能な形式へ変換する作業のことを一般的にはエンコードと呼ばれています。無料で公開されているフリーウェアで、使用率も非常に高いアプリケーションです。公式サイトからダウンロードしてインストールすると英語版となりますが、日本語化を行うためのプログラムも他のサイトで公開されています。
- DVD Decrypter - DVDへ書き込みを行うためのアプリケーションです。DVD Shrink と相性のよいアプリケーションで、DVD Shrink からの書き込み時に自動的に動作させることもできます。無料で公開されているフリーウェアで、使用率も非常に高いアプリケーションです。公式サイトからダウンロードしてインストールすると英語版となりますが、日本語化を行うためのプログラムも他のサイトで公開されています。
(日本語化を行うためのアプリケーションは「日本語化工房」で多く配布されています) DVDのコピー(バックアップ)を行う - コピー(バックアップ)元のDVDをドライブに挿入します。
- DVD Shrink を起動し、「DVDを開く」をクリックします。
- DVD の分析がはじまります。
- 完了するとDVD の構成が表示されます。
- 「バックアップ」をクリックし、オプションを設定(「ISOイメージファイルを作成しDVD Decrypterで書き込み」を選択)します。
- エンコードが完了したらDVD Decrypter が自動的に起動します。
- ドライブからコピー(バックアップ)元のDVDを取り出し、書き込み用のブランクメディア(何も書き込まれていないメディア)を挿入します。
- HDDとDVDのメディアが描かれている部分に書き込みボタンがあるので、緑色で表示されたら押下します。
- 続けて別のDVD をコピー(バックアップ)したい場合は、 DVD Decrypter を終了し、最初(項目1)から行います。
その他ちょっとしたコメント - MacBook Pro 2.66でこの作業を行った場合、分析に約2分、エンコードに約1時間、書き込みに約12分かかりました。
- MacBook Pro で行う場合、 Boot Camp 経由で Windows を実行していると DVD Shrink のエンコードファイル保存先が Boot Camp のドライブとなっているため、エラーになることがあります。書き込み先を Windows から書き込み可能なドライブに変更することでこの問題を回避することができます。
- DVDの書き込み速度を最近ではMAXで行っていますが、古の時代・・・CD-Rが出始めたころは書き込み速度は非常に重要な要素でした。単に速ければ良いというものではなく、速く書き込みすると読み込みむことができないCDドライブが出てくるので、そうならないよう確実に読み込みができるよう等倍で書き込みを行っていました。最近では技術の進歩からか、パソコン以外の機器でも高速に書き込みを行っているメディアも正常に読み込めるようですが、なぜか書き込み速度が速いと不安に感じることもあります。
著作権についての十分な知識を得たうえで行いましょう。
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